【9月14日 AFP】台湾の活動家ら5人が乗った漁船が14日未明、沖縄県・尖閣諸島(Senkaku Islands、中国名:釣魚島)沖の東シナ海(East China Sea)に接近し、海上保安庁の巡視船と一時、にらみ合いの状態となった。

 活動家らは、台湾の尖閣諸島の領有権を主張する目的で、13日に台北(Taipei)に近い漁港を出港。

 尖閣諸島・魚釣(Uotsuri)島の北西41キロの海域に達した。このため、海保の巡視船数隻が漁船を包囲し、日本海域に侵入しないようよう警告した。現場海域には台湾当局船舶も巡航していたという。

 漁船に乗り込んだ活動家の1人で台湾抗議団体の黄錫麟(Huang Hsi-lin)秘書長は出港に先立ち、「台湾が釣魚台(Diaoyutai、尖閣諸島の台湾名)の領有権を主張していることを、再び世間に知らしめたい」と話している。(c)AFP