イランで拘束の米国人女性、「保釈金は払わない」 米政府
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【9月14日 AFP】イランがスパイ容疑で拘束している米国人旅行者3人のうち、女性のサラ・ショウルド(Sarah Shourd)さん(31)について保釈金50万ドル(約4200万円)で解放する用意があると表明したことについて米国務省は13日、保釈金は払わないと言明した。
同省のフィリップ・クローリー(Phillip Crowley)報道官は記者会見で、米政府の基本方針として「米政府は保釈金を提供しない」と強調。保釈金は「解決策の1つではある」と認めながらも、「その資金を米政府が提供することはない」と語った。また、イラン政府が保釈金による解放を持ち出した意図は不明だと述べ、「現時点では3人全員の解放を主眼に努力を続けている」と話した。
その一方で、米政府高官の1人は匿名を条件に、米政府の主導で保釈金が支払われる可能性に言及した。だが、すでに米政府が保釈金の支払い問題に着手したかについては不明だと付け加えた。
ショウルドさんはシェーン・バウアー(Shane Bauer)さん(27)、ジョシュア・ファタル(Joshua Fattal)さん(27)とともにイラク北部を旅行していた2009年7月31日、イラク側から誤ってイラン国境を越えたため、イラン当局にスパイ行為と不法入国の容疑で拘束された。(c)AFP/Hiedeh Farmani
同省のフィリップ・クローリー(Phillip Crowley)報道官は記者会見で、米政府の基本方針として「米政府は保釈金を提供しない」と強調。保釈金は「解決策の1つではある」と認めながらも、「その資金を米政府が提供することはない」と語った。また、イラン政府が保釈金による解放を持ち出した意図は不明だと述べ、「現時点では3人全員の解放を主眼に努力を続けている」と話した。
その一方で、米政府高官の1人は匿名を条件に、米政府の主導で保釈金が支払われる可能性に言及した。だが、すでに米政府が保釈金の支払い問題に着手したかについては不明だと付け加えた。
ショウルドさんはシェーン・バウアー(Shane Bauer)さん(27)、ジョシュア・ファタル(Joshua Fattal)さん(27)とともにイラク北部を旅行していた2009年7月31日、イラク側から誤ってイラン国境を越えたため、イラン当局にスパイ行為と不法入国の容疑で拘束された。(c)AFP/Hiedeh Farmani