【8月28日 AFP】野生のクマを観察したり、クジラ撃ちに出かけたりと「マッチョな夏期休暇」を過ごしているロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相だが、27日はシベリア(Siberia)地方の平原2000キロを走破する旅を開始した。

 テレビ取材班を引き連れたプーチン首相は、9月に開通予定のロシア極東ハバロフスク(Khabarovsk)とシベリア(Siberia)地方のチタ(Chita)を結ぶ2000キロの真新しい高速道路を走る予定。これまでは列車か飛行機でしかアクセスできなかったルートだ。

 サングラスにポロシャツとカジュアルな装いで登場したプーチン首相は、カナリアイエローの「ラーダ・カリーナ・スポーツ(Lada Kalina Sport)」に乗り込んだ。ロシア政府が多額の再建支援を行っている自国の自動車大手、アフトワズ(Avtovaz)製で、同社がプーチン首相に最新モデルの試乗を依頼した。

 全ルートを自分で運転するつもりはない、とウェブサイトに書いていたプーチン首相だが、万が一ラーダが故障した場合に備えて、後ろには黒のジープ数台が列をなして走行する。ちなみに、「若々しい」黄色のカラーは自分で選んだわけではないという。(c)AFP