【8月27日 AFP】ロシア極東のカムチャツカ(Kamchatka)半島を視察中のウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相は25日、荒海の中でクジラ撃ちに挑戦し、「タフガイ」ぶりをアピールした。
 
 防水ジャケットに身を包んだプーチン首相は、荒れ模様のなかゴムボートでオルガ湾(Olga Bay)に繰り出し、コククジラの生体調査に必要な皮のサンプルを得るためのクジラ撃ちに向かった。クジラを見つけたプーチン氏は、洋弓銃を数発放ち、4発目で命中させた。
 
「本物の高揚を感じた。3回失敗したが、4回目の挑戦で当たった」。記者会見でプーチン首相は満足げに語った。

 首相に同行した海洋学者は、「今日のように悪天候で波が高い日には、ボートは出さないのだが」と釘を刺したが、プーチン氏はクジラ撃ちの経験を「気に入った」「わたしはロシアの自然が大好きだ。気分を爽快(そうかい)にしてくれるし、尊重している」とまるで意に介さない様子。

「かなり危険なことでは?」との記者の質問にも、「生きることそのものが危険なのだよ」と切り返していた。(c)AFP

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