【8月25日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が胚(はい)性幹細胞(ES細胞)研究への政府助成を解禁したことが、ヒト胚を破壊する研究への政府助成を禁じる法律に違反するとして、ワシントンD.C.(Washington D.C.)連邦地裁が政府助成の仮差し止めを命じた判決について、米司法省は24日、今週中にも控訴する考えを明らかにした。

 米司法省報道官のトレーシー・シュマーラー(Tracy Schmaller)氏は、控訴中に、連邦地裁のロイス・ランバート(Royce Lambert)判事が出した仮差し止め命令の停止を求める考えを示した。

 オバマ大統領は前年3月、ES細胞研究への連邦政府予算の支出を認める大統領令に署名した。米国の前大統領は2001年に倫理的宗教的理由によりES細胞研究への政府助成を禁止していた。(c)AFP

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