【8月6日 AFP】ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は5日、ジョン・ルース(John Roos)駐日大使が広島の「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)に出席する理由について、「核兵器なき世界の実現に向け、オバマ(Barack Obama)政権と大統領自身が日本の原爆の日を心に刻むことが適切だと考えた」からだと述べた。

 国務省内で、原爆の日に関する報道陣の質問に答えた。クリントン長官は、「オバマ大統領は、長期的な目標ではあるが、核兵器なき世界の実現に心血を注いでいる」と強調した。

 広島に原爆が落とされてから65年目、ルース大使は米政府代表として初めて6日の式典に出席する。国務省によると、大使は慰霊碑に花輪をささげ、第二次大戦のすべての犠牲者に哀悼の意を表する。(c)AFP