伊首相、解散総選挙の危機免れる 政務次官不信任案を否決
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【8月5日 AFP】イタリア下院は4日、野党が提出していたジャコモ・カリエンド(Giacomo Caliendo)法務政務次官に対する不信任決議案を賛成229票、反対299票で否決した。与党・自由国民党(PDL)を離党したばかりのジャンフランコ・フィーニ(Gianfranco Fini)下院議長やキリスト教中道民主連合(UDC)議員ら75人は棄権に回った。不信任案が否決されたことで、解散総選挙の実施が早まる可能性は回避されたものとみられる。
カリエンド政務次官は、利益誘導を行った疑いで警察の捜査対象となっていることから、野党議員から不信任決議案が出されていた。
シルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)首相とフィーニ氏は、ともに16年前、自由国民党(PDL)を結成した仲だ。だが、カリエンド政務次官の事件を機に、フィーニ氏は離党を表明し、複数の議員を引き連れて前週、自由国民党を離党。盟友フィーニ氏の造反で、長らく議会で安定多数を維持してきたベルルスコーニ首相と与党は初めて大きな試練に立たされていた。(c)AFP
カリエンド政務次官は、利益誘導を行った疑いで警察の捜査対象となっていることから、野党議員から不信任決議案が出されていた。
シルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)首相とフィーニ氏は、ともに16年前、自由国民党(PDL)を結成した仲だ。だが、カリエンド政務次官の事件を機に、フィーニ氏は離党を表明し、複数の議員を引き連れて前週、自由国民党を離党。盟友フィーニ氏の造反で、長らく議会で安定多数を維持してきたベルルスコーニ首相と与党は初めて大きな試練に立たされていた。(c)AFP