【8月3日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は2日、米ジョージア(Georgia)州アトランタ(Atlanta)で開かれた退役軍人らの集会で、米軍の戦闘部隊は予定通り今月31日でイラクから撤退すると明言した。

 オバマ大統領は就任直後、「イラク政府の完全な責任下に移行する」として8月末のイラクでの戦闘終結を公約。就任時には、2011年末までに全米軍部隊をイラクから撤退させることを求めた、イラク政府との地位協定を引き継いでいる。

 オバマ大統領は、「2010年8月31日、イラクにおける米国の戦闘任務は終結すると断言する」「これは公約した通り、予定通りに進んでいる」と語った。

 オバマ大統領就任当時14万4000人だった駐留米軍は、現在6万5000人となっているが、大統領はこれを9月1日までに5万人に削減する命令を出している。今後数か月間は引き継ぎ任務にあたる部隊が駐留するものの、2011年末までには全部隊が撤退する。

 オバマ大統領は、米国の任務は「軍当局による軍事的活動から、外交当局による文民活動」に変化しつつあると語った。(c)AFP