イラン核科学者、米を出国 「すべてを話す」
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【7月15日 AFP】米国のパキスタン大使館に14日保護されたイラン人核科学者シャハラム・アミリ(Shahram Amiri)氏が同日、イランへ帰国するために米国を出国した。イラン外務省によると、カタール経由で15日午前5時(日本時間同午前9時半)にテヘラン(Tehran)に到着するという。
アミリ氏はワシントンD.C.(Washington D.C.)の空港から出国する際、報道陣に対し、約1年前に行方不明になった時の状況について「サウジアラビアのメディナ(Medina)を巡礼中に米国のスパイたちに拉致された」と話した。
「1台の車が近づいてきて、ペルシャ語を話すスーツ姿の男たちに『モスクまで乗せていってあげよう』と声をかけられた。乗ろうとすると、そのうちの1人が銃を突きつけて『静かにしろ』と脅し、注射を打たれた。気がつくと飛行機の中だった」
アミリ氏はまた、この14か月間は厳しい「心理的圧力」下に置かれていたと述べ、帰国した時に詳細を語ると約束した。
米政府当局は、拉致疑惑も、アミリ氏が亡命して米中央情報局(Central Intelligence Agency、CIA)に協力しているとの憶測についても、否定している。(c)AFP/Jay Deshmukh and Hiedeh Farmani
アミリ氏はワシントンD.C.(Washington D.C.)の空港から出国する際、報道陣に対し、約1年前に行方不明になった時の状況について「サウジアラビアのメディナ(Medina)を巡礼中に米国のスパイたちに拉致された」と話した。
「1台の車が近づいてきて、ペルシャ語を話すスーツ姿の男たちに『モスクまで乗せていってあげよう』と声をかけられた。乗ろうとすると、そのうちの1人が銃を突きつけて『静かにしろ』と脅し、注射を打たれた。気がつくと飛行機の中だった」
アミリ氏はまた、この14か月間は厳しい「心理的圧力」下に置かれていたと述べ、帰国した時に詳細を語ると約束した。
米政府当局は、拉致疑惑も、アミリ氏が亡命して米中央情報局(Central Intelligence Agency、CIA)に協力しているとの憶測についても、否定している。(c)AFP/Jay Deshmukh and Hiedeh Farmani