【7月8日 AFP】キューバ政府はこのほど、政治犯52人の釈放を決め、8日から出国させることに合意した。同国カトリック教会のハバナ大司教を務めるオルテガ枢機卿(Cardinal Jaime Ortega)が7日夜、明らかにした。

 ラウル・カストロ(Raul Castro)国家評議会議長が2008年に就任して以来、最大の政治犯の釈放となる。同日、オルテガ枢機卿とカストロ議長、スペインのミゲル・アンヘル・モラティノス(Miguel Angel Moratinos)外相が会談した席で発表されたという。釈放対象は03年に摘発された政治犯75人のうちの52人で、うち5人は「数時間のうちに」スペインの家族のもとへ向けて出発するという。(c)AFP/Isabel Sanchez