仏大統領に違法献金疑惑、富豪から15万ユーロ
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【7月7日 AFP】フランスで6日、ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領が2007年の大統領選の際、化粧品大手ロレアル(L'Oreal)の大株主で富豪のリリアン・ベタンクール(Liliane Bettencourt)氏から現金15万ユーロ(約1660万円)の違法献金を受けていたとの疑惑が浮上し、同大統領が窮地に陥っている。
仏政府は、警察当局が疑惑について証言した人物に事情聴取を行ったとする一連の報道を否定するとともに、大統領は中傷キャンペーンの被害者だと抗議した。
サルコジ大統領に対しては、疑惑について直接説明するよう圧力が高まっているほか、疑惑の中心人物であるエリック・ブルト(Eric Woerth)労働相の更迭を求める声もあがっている。
疑惑は、当時、与党国民運動連合(UMP)の会計責任者だったブルト氏が、ベタンクール氏から15万ユーロを受け取ったというもの。フランスでは、政治家や政党に対する献金は厳しく制限されている。
さらに、仏調査報道ウェブサイト「Mediapart」によると、ベタンクール氏の元会計士が、当時パリ(Paris)郊外ヌイイ(Neuilly)市長だったサルコジ大統領が、ベタンクール氏のマンションで現金入りの封筒を直接受け取ったと主張しているという。
ブルト氏は、「わが党は違法な献金は1ユーロも受け取ったことはない。いいかげんにしてくれ。8年間も会計責任者を務めてきたんだ。後ろめたいことなどあるわけがない」と語り、疑惑を全面的に否定。辞任するつもりもないとした。(c)AFP/Thibauld Malterre
仏政府は、警察当局が疑惑について証言した人物に事情聴取を行ったとする一連の報道を否定するとともに、大統領は中傷キャンペーンの被害者だと抗議した。
サルコジ大統領に対しては、疑惑について直接説明するよう圧力が高まっているほか、疑惑の中心人物であるエリック・ブルト(Eric Woerth)労働相の更迭を求める声もあがっている。
疑惑は、当時、与党国民運動連合(UMP)の会計責任者だったブルト氏が、ベタンクール氏から15万ユーロを受け取ったというもの。フランスでは、政治家や政党に対する献金は厳しく制限されている。
さらに、仏調査報道ウェブサイト「Mediapart」によると、ベタンクール氏の元会計士が、当時パリ(Paris)郊外ヌイイ(Neuilly)市長だったサルコジ大統領が、ベタンクール氏のマンションで現金入りの封筒を直接受け取ったと主張しているという。
ブルト氏は、「わが党は違法な献金は1ユーロも受け取ったことはない。いいかげんにしてくれ。8年間も会計責任者を務めてきたんだ。後ろめたいことなどあるわけがない」と語り、疑惑を全面的に否定。辞任するつもりもないとした。(c)AFP/Thibauld Malterre