中東和平直接交渉を協議、米イスラエル首脳会談
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【7月7日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は6日、米ホワイトハウス(White House)で会談を行った。オバマ大統領は会談後の共同記者会見で、9月末までにイスラエルとパレスチナ自治政府の直接協議が開始されることを期待していると語った。両首脳はさらに、報道されているような両国間の亀裂はないと強調した。
両首脳の会談は、9月にイスラエルによる入植活動一部凍結の期限が切れることに強い関心が集まっているなか行われた。
オバマ大統領は、「直接協議が凍結期限が切れる前に始まることを望む。直接協議が始まれば、関係者全員が大きな成果を期待できるような環境が醸成されるだろう」と語った。
ネタニヤフ首相は、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長とはいつでも協議する用意はできていると語ったが、パレスチナ側は、イスラエルによる入植活動の継続が状況を困難にしていると批判し、直接協議を受け入れる姿勢は示していない。
現在、課題となっているのが、オバマ大統領が考える直接協議の再開時期をパレスチナ側に飲ませることだ。これまでのところパレスチナ側は受け入れは難しいとの反応を示している。
自治政府のナビル・アブ・ルデイナ(Nabil Abu Rudeina)報道官はAFPの電話取材に対し、アッバス議長は(国境問題や安全保障などの)主要問題に関する間接交渉に進展がなければ、直接交渉に移行できないと語った。(c)AFP/Stephen Collinson
両首脳の会談は、9月にイスラエルによる入植活動一部凍結の期限が切れることに強い関心が集まっているなか行われた。
オバマ大統領は、「直接協議が凍結期限が切れる前に始まることを望む。直接協議が始まれば、関係者全員が大きな成果を期待できるような環境が醸成されるだろう」と語った。
ネタニヤフ首相は、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長とはいつでも協議する用意はできていると語ったが、パレスチナ側は、イスラエルによる入植活動の継続が状況を困難にしていると批判し、直接協議を受け入れる姿勢は示していない。
現在、課題となっているのが、オバマ大統領が考える直接協議の再開時期をパレスチナ側に飲ませることだ。これまでのところパレスチナ側は受け入れは難しいとの反応を示している。
自治政府のナビル・アブ・ルデイナ(Nabil Abu Rudeina)報道官はAFPの電話取材に対し、アッバス議長は(国境問題や安全保障などの)主要問題に関する間接交渉に進展がなければ、直接交渉に移行できないと語った。(c)AFP/Stephen Collinson