拉致兵士の解放に向け「パレスチナ人釈放用意ある」、イスラエル
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【7月2日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は1日、2006年にイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)に拉致されたイスラエル軍のギラド・シャリット(Gilad Shalit)伍長の解放と引き換えに、収監中のパレスチナ人1000人を釈放する用意があると述べた。
ネタニヤフ首相はテレビ演説で、「イスラエルは国家としてシャリット伍長の解放に高い代償を支払う用意があるが、いかなる代償でも支払うというわけではない」と発言した。
ハマス側は戦闘員を含む数百人のパレスチナ人の釈放を要求しているが、イスラエルはイスラエル人殺害に関与した人物の釈放には消極的。ネタニヤフ首相は、過去25年間に捕虜交換で釈放したパレスチナ人が再びイスラエルへの攻撃を実行する例が多かったと指摘し、「収監者の釈放決定は難しく複雑だ」などと語った。
イスラエル国内ではシャリット伍長の解放を求める世論が高まっており、シャリット伍長の家族と数千人の支援者は政府に圧力をかけようと、6月27日にイスラエル北部を出発しエルサレム(Jerusalem)まで約200キロの道のりを12日間かけて行進している。(c)AFP
ネタニヤフ首相はテレビ演説で、「イスラエルは国家としてシャリット伍長の解放に高い代償を支払う用意があるが、いかなる代償でも支払うというわけではない」と発言した。
ハマス側は戦闘員を含む数百人のパレスチナ人の釈放を要求しているが、イスラエルはイスラエル人殺害に関与した人物の釈放には消極的。ネタニヤフ首相は、過去25年間に捕虜交換で釈放したパレスチナ人が再びイスラエルへの攻撃を実行する例が多かったと指摘し、「収監者の釈放決定は難しく複雑だ」などと語った。
イスラエル国内ではシャリット伍長の解放を求める世論が高まっており、シャリット伍長の家族と数千人の支援者は政府に圧力をかけようと、6月27日にイスラエル北部を出発しエルサレム(Jerusalem)まで約200キロの道のりを12日間かけて行進している。(c)AFP