【6月21日 AFP】ポーランドで20日、レフ・カチンスキ(Lech Kaczynski)大統領が航空機の墜落事故で死亡したことに伴う大統領選挙が行われた。過半数を獲得した候補者はなく、来月4日に決選投票が行われる見通しとなった。

 出口調査によると、大統領代行を務める「市民プラットフォーム(Civic Platform)」のブロニスワフ・コモロフスキ(Bronislaw Komorowski)下院議長が得票率41.2%で首位、保守政党「法と正義(Law and Justice)」を率いるヤロスワフ・カチンスキ(Jaroslaw Kaczynski)前首相が35.8%で2位につけている。ヤロスワフ氏はレフ氏の双子の兄。

 投票前の世論調査ではコモロフスキ氏が勝利すると見られていた。最終結果は21日に発表される。

 あるアナリストは、7月には多くのポーランド国民が休暇に出かけるため、統制のとれた支持者を持つカチンスキ氏が有利になる可能性があると指摘している。(c)AFP/Jonathan Fowler