【6月19日 AFP】来日中のハミド・カルザイ(Hamid Karzai)アフガニスタン大統領は19日、広島市を初めて訪問した。広島はことし8月、原爆投下から65年を迎える。

 伝統衣装に身を包んだカルザイ氏は、平和記念公園の原爆慰霊碑に花を捧げた。共同通信(Kyodo News)によれば、カルザイ氏は爆心地を訪問した後、「残虐な行為を二度とくり返してはならないことを、広島で学んだ」と語った。また、被爆者の体験を聞いた後、カルザイ氏は、「どんな理由があっても原爆の使用は正当化できない」と語ったという。

 カルザイ氏の日本訪問は、不正疑惑などで物議を醸した前年11月の大統領選後初めて。17日には菅直人(Naoto Kan)首相と会談し、日本の支援に感謝の意を表明した。(c)AFP