【6月14日 AFP】13日投開票のベルギー下院(定数150)の選挙は、オランダ語圏の「分離・独立」を目指す新フランドル同盟(NVA)が歴史的大勝を収めた。バルト・デウェーフェル(Bart de Wever)党首(39)は連立交渉で連邦制の見直しを求める意向を明らかにした。

 開票率約75%時点で、NVAの得票率は29.1%。メディア予測では最終的に28~30議席を獲得し、第1党となる見通し。

 将来的に独立を目指す同党首は勝利宣言を行い、同党の当選者やフランス語圏の有権者に対し、「恐れることはない。自分自身の信念を持て」と語った。

 ベルギー国民1050万人のうち60%がオランダ語圏に住む。権限の多くはすでに地域政府に移されており、言語圏による財政的格差が問題となっている。(c)AFP