【6月9日 AFP】国連安全保障理事会(UN Security Council)は9日、イランが兵器開発疑惑をもたれている核開発計画を推進していることを理由に、同国に対する追加制裁決議案を採択する。一方、イラン政府は、採択された場合は、安保理常任理事国にドイツを加えた6か国と行っている交渉を打ち切ると警告している。

 安保理議長国メキシコのクロード・ヘラー(Claude Heller)国連大使は、追加制裁案は9日午前10時(日本時間同日午後11時)に採決されると語った。追加制裁については、数か月にわたる水面下での交渉が行われていた。

 採択された場合、イランに対する制裁決議は、ここ数年で4回目となる。国際社会は、イランが推進する核開発に歯止めをかけようとしてきたが、失敗に終わっている。(c)AFP/Gerard Aziakou