【5月31日 AFP】都内で31日開かれた日中首脳会談で、日中間で海上トラブルが相次いで発生していることを受けて、日中首脳は、首脳間の「ホットライン」開設で合意した。

 外務省高官によると、日中首脳は、迅速に対話ができるホットラインを設置することで合意した。中国側は、重要問題については意見を交換したいと以前から思っていたと述べたという。ホットラインは防衛当局間ではなく首脳間に開設する。

 また、両国首脳は、東シナ海ガス田の開発問題について早期に交渉に入ることでも合意した。東シナ海のガス田周辺の海域をめぐっては、日中両国の主張が長年にわたって対立してきた。(c)AFP/Shingo Ito