貴族出身・足首タトゥー、サマンサ・キャメロン新英首相夫人
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【5月13日 AFP】英国のデービッド・キャメロン(David Cameron)新首相の妻、サマンサ・キャメロン(Samantha Cameron)さん(39)は、貴族階級出身ながらクールなファッションセンスをもち、英国史上初めてのタトゥーを入れている首相夫人だろう。
英メディアからは「サムキャム」の愛称で呼ばれているサマンサさんは、もともと自分の性格は政治向きでないと思っている。しかし13年ぶりの保守党政権奪取へ向けて走る夫を、大きなお腹で支えてきた。
サマンサさんは現在、第4子の妊娠5か月目だ。夫妻は09年2月に障害をもっていた第1子イバン君を6歳で亡くした。サマンサさんの落胆は激しく、キャメロン氏は一時政治キャリアの断念も考えたが、夫妻は残った2人の子どもたちとその悲しみを乗り越えてきた。
サマンサさんのもうひとつの顔は、英高級ステーショナリーブランド「スマイソン(Smythson)」のクリエイティブ・ディレクターだ。老舗ブランドならではの重厚なデザインを現代的に変革した功績が認められている。夫が首相に就任しても、仕事をやめるつもりはないという。
サマンサさんは1971年4月18日生まれ。富裕な大地主であるレジナルド・シェフィールド(Reginald Sheffield)卿を父に、高級宝飾店オーナーだったアナベル・ジョーンズ(Annabel Jones)さんを母に持つ貴族家庭の出身だ。しかしその家系を隠すかのように、サマンサさんは大学でファインアートを専攻、友人たちとは階級を越えた交流関係を築いた。このころ、足首に小さなイルカのタトゥーを入れた。
キャメロン首相の妹、クレアさんはサマンサさんの親友で、学生だった10代のころ、クレアさんに紹介されて夫となるキャメロン氏と知り合った。
付き合い始めてまもないうちからキャメロン氏は、自分の政治的野心についてサマンサさんに打ち明けていたという。「彼は率直に言ったわ。『僕は国会議員になりたい。もしもそれは嫌だと思うなら、そうはっきり言ってもらいたい』。確かに政治はわたしの性格に向いているとは思わなかった」。しかし夫妻は96年、キャメロン氏が保守党メジャー政権下のノーマン・ラモント(Norman Lamont)元英蔵相の助言役だったときに結婚した。
首相夫妻の友人アンドリュー・フェルドマン(Andrew Feldman)氏は、キャメロン氏にとって世評を判断する際の良い「バロメーター」役をサマンサさんが担っていると評する。「重要なものとそうでないものを見分けるセンスだけではない。自分以外の人間にとって何が重要かも彼女は分かる。貴族の家系に生まれながら、非常に地に足のついた人物だ」(c)AFP/Elodie Mazein
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サマンサさんは現在、第4子の妊娠5か月目だ。夫妻は09年2月に障害をもっていた第1子イバン君を6歳で亡くした。サマンサさんの落胆は激しく、キャメロン氏は一時政治キャリアの断念も考えたが、夫妻は残った2人の子どもたちとその悲しみを乗り越えてきた。
サマンサさんのもうひとつの顔は、英高級ステーショナリーブランド「スマイソン(Smythson)」のクリエイティブ・ディレクターだ。老舗ブランドならではの重厚なデザインを現代的に変革した功績が認められている。夫が首相に就任しても、仕事をやめるつもりはないという。
サマンサさんは1971年4月18日生まれ。富裕な大地主であるレジナルド・シェフィールド(Reginald Sheffield)卿を父に、高級宝飾店オーナーだったアナベル・ジョーンズ(Annabel Jones)さんを母に持つ貴族家庭の出身だ。しかしその家系を隠すかのように、サマンサさんは大学でファインアートを専攻、友人たちとは階級を越えた交流関係を築いた。このころ、足首に小さなイルカのタトゥーを入れた。
キャメロン首相の妹、クレアさんはサマンサさんの親友で、学生だった10代のころ、クレアさんに紹介されて夫となるキャメロン氏と知り合った。
付き合い始めてまもないうちからキャメロン氏は、自分の政治的野心についてサマンサさんに打ち明けていたという。「彼は率直に言ったわ。『僕は国会議員になりたい。もしもそれは嫌だと思うなら、そうはっきり言ってもらいたい』。確かに政治はわたしの性格に向いているとは思わなかった」。しかし夫妻は96年、キャメロン氏が保守党メジャー政権下のノーマン・ラモント(Norman Lamont)元英蔵相の助言役だったときに結婚した。
首相夫妻の友人アンドリュー・フェルドマン(Andrew Feldman)氏は、キャメロン氏にとって世評を判断する際の良い「バロメーター」役をサマンサさんが担っていると評する。「重要なものとそうでないものを見分けるセンスだけではない。自分以外の人間にとって何が重要かも彼女は分かる。貴族の家系に生まれながら、非常に地に足のついた人物だ」(c)AFP/Elodie Mazein
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