【5月11日 AFP】英国の労働党の次期党首として、ブックメーカー(公認賭元業者)のオッズ(賭け率)で人気が最も高いのはデービッド・ミリバンド(David Miliband)外相であることが分かった。

 国内のブックメーカー数社によると、先の総選挙結果を受けてゴードン・ブラウン(Gordon Brown)首相が10日に労働党党首の辞意を表明した数分後には、ミリバンド外相が後任候補のオッズで首位に躍り出た。

 総選挙で得票が過半数に達した政党がなかったため各党の連立交渉が続いているが、ミリバンド外相が労働党党首に就任して連立交渉をまとめることができれば、連立内閣の首相になる可能性もある。

 オッズ人気第2位にはわずかな差でミリバンド外相の弟のエドワード・ミリバンド(Edward Miliband)エネルギー・気候変動相がつけている。このほかにアラン・ジョンソン(Alan Johnson)内相、アリステア・ダーリング(Alistair Darling)財務相、エド・ボールズ(Ed Balls)児童・学校・家庭担当相、ハリエット・ハーマン(Harriet Harman)副党首などが次期党首候補として名前が挙がっている。(c)AFP/Robin Millard