【5月7日 AFP】ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)さん率いる最大野党、国民民主連盟(National League for DemocracyNLD)が総選挙向けの新選挙法によって解党となった。ミャンマー政府高官は7日、AFPに対し匿名で「政党登録法に基づき、NLDはもはや法的に登録された政党ではない」と述べた。

 NLDは、年内に予定される選挙に向けて軍事政権が定めた新選挙法で、政党再登録の期限とされた6日までに申請しなかったため、7日午前0時をもって解党となった。
 
 新政党登録法下では有罪判決を受けた人物は党員にできないと規定されているため、スー・チーさんを党から除名する必要に迫られたNLDは、政党としての再登録を拒否した。ミャンマーで20年ぶりとなる年内予定の総選挙もボイコットを表明している。

 NLDのニャン・ウィン(Nyan Win)広報担当は、今後もヤンゴン(Yangon)の党本部を拠点に活動を続けていくとしている。同氏は先に、今後は社会的活動を中心とすると述べている。一方で、党員の中には新党結成を示唆する動きも出ている。(c)AFP

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