【5月6日 AFP】ナイジェリアのウマル・ムサ・ヤラドゥア(Umaru Musa Yar'Adua)大統領が5日遅く(日本時間6日早朝)、死去した。58歳だった。 大統領執務室が同日発表した。

 大統領は前年11月、持病の心臓疾患が悪化し、治療のためサウジアラビア・ジッダ(Jeddah)の病院に3か月間入院した。今年2月にナイジェリアに帰国したものの、議会はその直前にグッドラック・ジョナサン(Goodluck Jonathan)副大統領を大統領代行に指名。以来、大統領は公の場に姿を見せず、大統領支持派とジョナサン氏支持派の間の緊張状態が続いていた。

 ジョナサン大統領代行は3月17日、ヤラドゥア大統領のもとで組閣された内閣を解散。前月、閣僚の半数以上を入れ替える大幅な内閣改造を実施し、4日に発足した。(c)AFP

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