【4月28日 AFP】世界の政治家でも愛用者が多い米マイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」にまもなく、ベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領がデビューを飾ることになった。アカウントは「@chavezcandang」だ。

 27日、同国のディオスダド・カベジョ(Diosdado Cabello)公共事業相が自分のアカウント「@dcabellor」に投稿した。「同志たちへ:@chavezcandangaの用意ができた。じきにわれわれの司令官からツイッター経由でメッセージが届くだろう」

 扇動的な左派指導者で、強烈な反米姿勢でも知られるチャベス大統領のアカウントには、カベジョ公共事業相の発表からわずか2、3時間、まだ大統領が何もつぶやいてもいないうちから約5000人ものフォロワーがついた。

 カベジョ公共事業相はベネズエラ政府の「ツイッター政策」について26日の記者会見で、「ツイッター上でのイデオロギー闘争を仕掛けていく」と表明した。同氏は与党幹部全員がツイッターのアカウントを取得したことも明かし、「われわれと対抗する陣営は、ソーシャルネットワーキングは自分たちの持ち物だと思っている。ツイッターやフェースブック(Facebook)だ。彼らに戦いを挑もう。われわれはツイッターを乗っ取る700万の戦士だ」と力説した。

 チャベス大統領のアカウント名に選ばれた「chavezcandanga」は自分の名前「chavez」とベネズエラで手に負えない人物を指すときに使われる言葉「candanga」を組み合わせた。(c)AFP