【4月25日 AFP】(一部更新)沖縄県読谷(Yomitan)村で25日、米軍普天間飛行場(US Marine Corps Air Station FutenmaMCAS Futenma)の県内移設に反対し、県外・国外への移設を求める大規模な県民大会が行われ、10万人近くが参加した。

 アジア太平洋地域で最大の米軍施設、嘉手納基地(Kadena Air Base)に近い会場の運動広場には仲井真弘多(Hirokazu Nakaima)沖縄県知事をはじめ、沖縄県議会議長、県内の41市町村の大半から首長が参加した。

 仲井真知事は「普天間基地の危険性を一日も早く政府は除去せよ。沖縄県民の過剰な基地負担を大幅に軽減せよ」と述べた。高嶺善伸(Zenshin Takamine)県議会議長は、普天間飛行場を最低でも県外に移設すると語っていた鳩山首相に約束を守ってもらいたいと述べた。

 亜熱帯の強い日差しが照りつけるなか、プラカードなどを手に大会に参加した大勢の参加者たちは、壇上で意見を述べた県知事らに拍手を送っていた。(c)AFP