【4月23日 AFP】タイ・バンコク(Bangkok)中心部で22日、連続して爆発が起き、3人が死亡、少なくとも70人が負傷した。負傷者の中には日本人1人が含まれているとの情報もある。

 治安当局は、現政権の退陣を求めるタクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)元首相派の「赤シャツ隊」こと「反独裁民主統一戦線(UDD)」が占拠する商業地区から、何者かが5発の手投げ弾を撃ち込んだとの見方を示した。

 ステープ・トゥアックスバン(Suthep Thaugsuban)副首相は、赤シャツ隊が現政権支持派とにらみ合っている最中に、M79発射筒を使用した攻撃が行われたと前置きした上で、「赤シャツ隊の占拠地区にあるラマ6世像(King Rama VI Monument)の背後から発射されたことは明らかだ」と述べた。

 これらの爆発で、付近のビルの窓は粉々になり、人々はパニックになって逃げまどった。

 なお、赤シャツ隊は爆発への関与を否定している。(c)AFP/Thanaporn Promyamyai