【4月22日 AFP】英国の野党第1党・保守党のデービッド・キャメロン（David Cameron）党首が21日、来月6日に迫った総選挙の遊説のため訪れた南西部コーンウォール（Cornwall）州の大学で、学生に卵を投げつけられるアクシデントがあった。

　事件が起きたのは学生との対話集会が終わった直後だった。テレビ映像には、建物を出て立ち去るキャメロン氏に向かって、グレーのフード付きトレーナーを着た若い男が建物内から卵を投げつける様子が映されている。

　卵はキャメロン氏の肩をかすめ、隣に立っていた警官のジャケットに命中。しかしキャメロン氏の白いシャツには黄身が飛び散り、しみができてしまった。

　目撃者や保守党関係者によると、卵を投げたのは建築学科の16歳の学生で、直ちにその場から連れ出された。一旦は逮捕されたが、ほかに「武器」を携行していないことが確認されたためすぐに釈放されたという。

　キャメロン氏の遊説にはこのところニワトリの衣装を身につけた記者が付いて回っており、同氏は事件後、「卵が先かニワトリが先か、答えがわかったよ。ニワトリが先なんだね」とジョークを飛ばした。(c)AFP