【4月18日 AFP】日本経済新聞(Nihon Keizai Shimbun)は18日、防衛省が中国の軍事情報の収集と分析を強化すると報じた。

 これによると、中国の軍事情報を日本の安全保障における最重要の情報と位置づける防衛省は、傘下の防衛研究所(National Institute for Defence StudiesNIDS)に専門家6人のチームを設置した。2~3年以内に専門組織に拡充する方針。

 人民解放軍(People's Liberation ArmyPLA)の戦略思想や、最近の軍備増強の目的、中国共産党との関係などを分析するという。

 今月に入り潜水艦2隻を含む中国海軍の艦艇10隻が日本近海の公海上を航行しているのが見つかり、北沢俊美(Toshimi Kitazawa)防衛相は、「日本に対する何か意図があるのかないのかも含めてよく調べ、対応を検討したい」と述べていた。(c)AFP