【4月8日 AFP】米国のジェームズ・ミラー(James Miller)国防筆頭副次官(政策担当)は7日の記者会見で、核弾頭搭載の巡航ミサイル「トマホーク(TomahawkTLAM-N)」を2~3年で退役させると述べた。

 オバマ政権は6日発表した核戦略報告書「核態勢の見直し」(Nuclear Posture ReviewNPR)で、核兵器の役割を減らす方針を示し、その一環としてこれまで日本や韓国が配備を支持してきたトマホークの退役が決まった。

 ミラー副次官は、米国は大陸間弾道ミサイルや潜水艦発射弾道ミサイルなど他の核システムを保有しており、日韓など同盟国との「緊密に協議した」上で、トマホークは「不必要なシステムとの共通理解に達した」と述べた。(c)AFP