【3月30日 AFP】岡田克也（Katsuya Okada）外相は29日、ワシントンD.C.（Washington D.C.）郊外の国防総省でロバート・ゲーツ（Robert Gates）国防長官と会談し、米軍普天間飛行場（Marine Corps Air Station Futenma、MCAS Futenma）移設問題などを協議した。

　国防総省のブライアン・ホイットマン（Bryan Whitman）報道官は、岡田外相から普天間問題に関する2006年の日米合意の代替案の検討要請を受けたことについて、これを「尊重する」と記者会見で述べ、少なくとも検討の余地はあるとの姿勢を示した。

　一方、国務省のフィリップ・クローリー（Philip Crowley）次官補（広報担当）も、代替案を審査するとしたうえで、普天間問題については「日本側と協議を詰めたい」と話した。

　岡田外相は、ゲーツ国防長官との会談後、ホワイトハウス（White House）でジェームズ・ジョーンズ（James Jones）米大統領補佐官（国家安全保障問題担当）と会談した。

　さらに岡田外相は同日午後、主要国（G8）外相会合が開催されるカナダに向かい、オタワ（Ottawa）近郊でヒラリー・クリントン（Hillary Clinton）米国務長官と会談した。(c)AFP/Shaun Tandon