【3月26日 AFP】干ばつによる深刻なエネルギー危機に見舞われているベネズエラで、ウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領は24日、「聖週間」にあたる来週1週間、節電のため政府・公共機関の業務を停止すると発表した。

 政府によると、同国の電力需要の70%を賄うオリノコ(Orinoco)川のグリ(Guri)水力発電所の水位は「危機的なレベル」に近づいている。

 大統領は前月、電力消費を家庭用で10%、業務用で20%削減するよう義務付けた大統領令を発令。違反した場合は罰金を科すとした。

 政府は今週初め、電力消費を20%削減するよう義務付けた大統領令に従わなかったとして、ソニー(Sony)の現地法人など96社に対し、24時間の送電停止を実施した。(c)AFP