中国・アフガニスタン首脳会談、関係強化で一致
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【3月24日 AFP】中国の胡錦涛(Hu Jintao)国家主席は24日、訪中しているアフガニスタンのハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領と北京(Beijing)で会談し、貿易と経済協力の拡大で合意し、関連協定に調印した。
中国中央テレビ(CCTV)の報道によると、胡主席は鉱業や農業、水力発電やかんがい事業、インフラ計画などでアフガニスタンとの経済関係をいっそう強化しようと呼び掛けるとともに、政治的にも関係を深め、首脳同士の訪問も増やしたいと述べた。
胡主席は特に、アフガニスタンがまだ正式加盟していない上海協力機構(Shanghai Cooperation Organisation、SCO)において、同国の役割が拡大することに期待を示した。
また両者は中央アジアの安全保障の強化で協力することでも一致し、同地域のテロリズムと共闘することを誓った。米軍主導の連合軍によるアフガニスタン侵攻で旧タリバン(Taliban)政権が転覆してから8年あまり。アフガニスタンの安定の維持において、特に将来の米軍撤退後の局面で、中国が主要な役割を果たすという見方は強まっている。
中国側の関心はアフガニスタンの豊富な天然資源だ。3年前、中国の企業グループはアフガニスタンにある世界有数の銅山、アイナク(Aynak)銅山に30億ドル(約2800億円)もの記録的な額を投資した。
カルザイ大統領にとって今回は大統領としては4度目、前年に再選された後としては初の中国訪問。25日には帰国の前に温家宝(Wen Jiabao)首相とも会見する。(c)AFP
中国中央テレビ(CCTV)の報道によると、胡主席は鉱業や農業、水力発電やかんがい事業、インフラ計画などでアフガニスタンとの経済関係をいっそう強化しようと呼び掛けるとともに、政治的にも関係を深め、首脳同士の訪問も増やしたいと述べた。
胡主席は特に、アフガニスタンがまだ正式加盟していない上海協力機構(Shanghai Cooperation Organisation、SCO)において、同国の役割が拡大することに期待を示した。
また両者は中央アジアの安全保障の強化で協力することでも一致し、同地域のテロリズムと共闘することを誓った。米軍主導の連合軍によるアフガニスタン侵攻で旧タリバン(Taliban)政権が転覆してから8年あまり。アフガニスタンの安定の維持において、特に将来の米軍撤退後の局面で、中国が主要な役割を果たすという見方は強まっている。
中国側の関心はアフガニスタンの豊富な天然資源だ。3年前、中国の企業グループはアフガニスタンにある世界有数の銅山、アイナク(Aynak)銅山に30億ドル(約2800億円)もの記録的な額を投資した。
カルザイ大統領にとって今回は大統領としては4度目、前年に再選された後としては初の中国訪問。25日には帰国の前に温家宝(Wen Jiabao)首相とも会見する。(c)AFP