【3月24日 AFP】ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)さんは23日、総選挙関連の法律が不公平だとして、自ら率いる最大野党、国民民主連盟(National League for DemocracyNLD)が総選挙に向け政党登録を行うことは「決して受け入れられない」との考えを示した。スー・チーさんと面会した弁護士が明らかにした。

 NLDの中央執行委員会はすでに、今月29日に総選挙に向けた政党登録を行うかどうかの判断を下す意向を示している。

 スー・チーさんは、「不公平な法の下での政党登録は受け入れられない」と述べる一方、これは個人的な意見であり、NLDへの命令や指示ではないと語った。その上で、NLDに対し、民主的に決断するよう要請したという。

 新たに制定された政党登録法では、有罪判決を受けた人物は政党メンバーになることはできないと規定されているため、スー・チーさんは総選挙に参加することはできない。(c)AFP