ブラウン英首相、イラク戦争公聴会で証言
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【3月6日 AFP】英国が2003年にイラクとの戦争に参戦した経緯を調査している独立調査委員会(チルコット(Chilcot)委員会)が5日にロンドン(London)で開いた公聴会で、当時のトニー・ブレア(Tony Blair)政権で財務相だったゴードン・ブラウン(Gordon Brown)首相が証言した。
ブラウン首相は英国の参戦は「正しい決定だった」と主張した。また財務相として十分な戦費を支出しなかったために英兵の犠牲者が増えたと指摘されていることについては、通常の国防予算以外に80億ポンド(約1兆1000億円)を支出して、現場からの装備の追加要求に応えてきたと証言した。
1月の公聴会で証言したブレア元首相は、イラク戦争参戦にまったく後悔していないと証言して英国内に衝撃を与えたが、ブラウン首相は「人命が失われたことは、わたしたち全てを悲しくさせる」と述べ、戦争で死亡した兵士と市民を悼んだ。(c)AFP/Alice Ritchie
ブラウン首相は英国の参戦は「正しい決定だった」と主張した。また財務相として十分な戦費を支出しなかったために英兵の犠牲者が増えたと指摘されていることについては、通常の国防予算以外に80億ポンド(約1兆1000億円)を支出して、現場からの装備の追加要求に応えてきたと証言した。
1月の公聴会で証言したブレア元首相は、イラク戦争参戦にまったく後悔していないと証言して英国内に衝撃を与えたが、ブラウン首相は「人命が失われたことは、わたしたち全てを悲しくさせる」と述べ、戦争で死亡した兵士と市民を悼んだ。(c)AFP/Alice Ritchie