「主要国は後悔することに」、イラン大統領が追加制裁をけん制
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【2月17日 AFP】イランのマフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領は16日、主要国よるイランに対する追加制裁の動きについて「後悔することになる」と強くけん制した。その一方で、イラン政府は、核燃料の国外濃縮などの国際原子力機関(International Atomic Energy Agency、IAEA)による提案については、受け入れる用意があると強調した。
アフマディネジャド大統領が追加制裁をけん制した背景には、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官が湾岸諸国を訪問し、イランが国際社会の求めを無視して核開発計画を推進しているとして、追加制裁に対する支持取り付けに動いていることがある。
アフマディネジャド大統領は、テヘラン(Tehran)で開いた記者会見で、「イランに対し問題を起こそうとする者は誰であれ、われわれの対応は以前のものではすまないだろう」「彼ら(主要国)を後悔させる対応を取ることもある」と語った。
その一方で、アフマディネジャド大統領は、IAEAの提案についての協議については「まだ終了していない」と述べたほか、核燃料を敵対している米国から購入することについても前向きな姿勢を示した。
IAEAは前年、イランが製造した低濃縮ウランを国外で再濃縮する計画を提案した。これは医療用アイソトープ製造用の高濃縮ウランを提供するものだとされているが、イラン側はこの提案を拒否している。(c)AFP/Hiedeh Farmani
アフマディネジャド大統領が追加制裁をけん制した背景には、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官が湾岸諸国を訪問し、イランが国際社会の求めを無視して核開発計画を推進しているとして、追加制裁に対する支持取り付けに動いていることがある。
アフマディネジャド大統領は、テヘラン(Tehran)で開いた記者会見で、「イランに対し問題を起こそうとする者は誰であれ、われわれの対応は以前のものではすまないだろう」「彼ら(主要国)を後悔させる対応を取ることもある」と語った。
その一方で、アフマディネジャド大統領は、IAEAの提案についての協議については「まだ終了していない」と述べたほか、核燃料を敵対している米国から購入することについても前向きな姿勢を示した。
IAEAは前年、イランが製造した低濃縮ウランを国外で再濃縮する計画を提案した。これは医療用アイソトープ製造用の高濃縮ウランを提供するものだとされているが、イラン側はこの提案を拒否している。(c)AFP/Hiedeh Farmani