「イランは軍事独裁に向かっている」、クリントン米国務長官が憂慮
このニュースをシェア
【2月16日 AFP】中東を歴訪中のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は15日、サウジアラビアに到着しサウド・ファイサル(Saud al-Faisal)外相と会談した。これに先立ちクリントン長官は同日、カタールの大学で講演し、イランは軍事独裁に向かっているとの認識を示した。
講演のなかで、クリントン長官は「イランの核開発やイラン革命防衛隊(Islamic Revolutionary Guard Corps、IRGC)の台頭を中東全域が脅威と感じているのも無理はない」と述べた。また、イランの核への野望の阻止手段として、米国に軍事行動を起こす考えはないとしたうえで、国連の安全保障理事会(UN Security Council)を通じてイランへの制裁強化支持を集めていく方針だと語った。
クリントン長官は、米政府が支持する追加制裁案は特に革命防衛隊の影響下にある企業を対象としたものだと説明。「革命防衛隊はイランの政府、最高指導者、大統領、議会を影響下に収めつつある。このままいけばイランは軍事独裁国家になる」とし、「核開発の実権を握っているのは革命防衛隊」との認識を示した。(c)AFP/Lachlan Carmichael
講演のなかで、クリントン長官は「イランの核開発やイラン革命防衛隊(Islamic Revolutionary Guard Corps、IRGC)の台頭を中東全域が脅威と感じているのも無理はない」と述べた。また、イランの核への野望の阻止手段として、米国に軍事行動を起こす考えはないとしたうえで、国連の安全保障理事会(UN Security Council)を通じてイランへの制裁強化支持を集めていく方針だと語った。
クリントン長官は、米政府が支持する追加制裁案は特に革命防衛隊の影響下にある企業を対象としたものだと説明。「革命防衛隊はイランの政府、最高指導者、大統領、議会を影響下に収めつつある。このままいけばイランは軍事独裁国家になる」とし、「核開発の実権を握っているのは革命防衛隊」との認識を示した。(c)AFP/Lachlan Carmichael