【2月15日 AFP】国際社会が北朝鮮を核武装解除交渉に復帰させようとする最中、韓国の聯合ニュース(Yonhap)は15日、中国共産党の王家瑞(Wang Jiarui)対外連絡部長が前週訪朝し、金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記と会見した際、中国から北朝鮮に対して100億ドル(約9000億円)以上の投資を行う計画で合意していたと報じた。

 投資元は中国の銀行や多国籍企業となる見込みで、投資総額の6割が中国資本となる。3月にも朝鮮テプン国際投資グループ(Korea Taepung International Investment Group)との間で調印式が行われる。

 北朝鮮側は会議復帰の条件として、中国からの経済援助などを要請しているとみられる。

 09年4月に北朝鮮が離脱し、暗礁に乗り上げている北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の再開を目指し、両国の同協議担当高官らは前週、北京(Beijing)で数日間の協議を行った。(c)AFP