成田空港で寝泊まり3か月、中国人活動家が帰国
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【2月12日 AFP】中国当局に再入国を拒否され、成田国際空港(Narita International Airport)で11月から寝泊まりを続けてきた中国の人権活動家、馮正虎(Feng Zhenghu)氏(55)が12日、ようやく入国を許可され上海(Shanghai)に到着、約3か月ぶりに帰宅の途に着いた。同日、家族が発表した。
14日の春節(旧正月)までには帰国したいと切望していた馮氏は前週、在日中国大使館職員との話し合いの結果、再入国が認められる見通しになったと話していた。
馮氏は2009年11月、自宅のある上海の空港の入国管理局に入国を拒否され、翌日、成田に送り返された。以来8回に渡り帰国を試みてきたが、日本側で搭乗を拒否されたり、中国側で入国を拒否され、東京行きの便で送り返されるなどしてきた。
この間、馮氏は国籍を失い空港で暮らすはめになった男を描いた米映画『ターミナル(The Terminal)』を地でいくように、空港内のベンチで生活し、支援者や搭乗客が差し入れた食料でしのいできた。
共同通信(Kyodo)によると、上海行きの日本航空(Japan Airlines、JAL)機に搭乗する前、馮氏は報道陣に「心身ともにとても良い状態だ」と喜びを語った。(c)AFP/D'Arcy Doran
14日の春節(旧正月)までには帰国したいと切望していた馮氏は前週、在日中国大使館職員との話し合いの結果、再入国が認められる見通しになったと話していた。
馮氏は2009年11月、自宅のある上海の空港の入国管理局に入国を拒否され、翌日、成田に送り返された。以来8回に渡り帰国を試みてきたが、日本側で搭乗を拒否されたり、中国側で入国を拒否され、東京行きの便で送り返されるなどしてきた。
この間、馮氏は国籍を失い空港で暮らすはめになった男を描いた米映画『ターミナル(The Terminal)』を地でいくように、空港内のベンチで生活し、支援者や搭乗客が差し入れた食料でしのいできた。
共同通信(Kyodo)によると、上海行きの日本航空(Japan Airlines、JAL)機に搭乗する前、馮氏は報道陣に「心身ともにとても良い状態だ」と喜びを語った。(c)AFP/D'Arcy Doran