ティモシェンコ首相、不服申し立てへ ウクライナ大統領選
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【2月10日 AFP】7日に実施されたウクライナ大統領選の決選投票でビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovich)前首相(59)に敗北したユリヤ・ティモシェンコ(Yulia Tymoshenko)首相(49)が、接戦となった大統領選の結果に不服を申し立てる意向であることが明らかになった。同首相陣営の幹部が9日、語った。こうした動きに、ウクライナでは政治的混乱の懸念が強まっている。
インタファクス(Interfax)通信によると、同首相陣営幹部は、一部地域の投票の再集計を求め、その後、結果を裁判所に申し立てる意向であることを明らかにした上で、「裁判所が肯定的な判断を下した場合、選挙結果全体に疑義を呈していく」と語っている。
ティモシェンコ首相自身は選挙結果が明らかになって以来、公の場には姿を見せておらず、出口調査結果を受けた短い演説を行った以外、コメントも出していない。
国際監視団体や欧米諸国が、今回の選挙を旧ソ連諸国における民主主義の目覚ましい証だと称賛したことを受け、ティモシェンコ首相に対しては敗北を認めるよう圧力が高まっている。
独立系のインターネット新聞「ウクラインスカヤ・プラウダ(Ukrainskaya Pravda)」は、ティモシェンコ首相は非公開の陣営会議で、ヤヌコビッチ前首相の勝利を決して認めないと発言したと報じている。(c)AFP/Stuart Williams
インタファクス(Interfax)通信によると、同首相陣営幹部は、一部地域の投票の再集計を求め、その後、結果を裁判所に申し立てる意向であることを明らかにした上で、「裁判所が肯定的な判断を下した場合、選挙結果全体に疑義を呈していく」と語っている。
ティモシェンコ首相自身は選挙結果が明らかになって以来、公の場には姿を見せておらず、出口調査結果を受けた短い演説を行った以外、コメントも出していない。
国際監視団体や欧米諸国が、今回の選挙を旧ソ連諸国における民主主義の目覚ましい証だと称賛したことを受け、ティモシェンコ首相に対しては敗北を認めるよう圧力が高まっている。
独立系のインターネット新聞「ウクラインスカヤ・プラウダ(Ukrainskaya Pravda)」は、ティモシェンコ首相は非公開の陣営会議で、ヤヌコビッチ前首相の勝利を決して認めないと発言したと報じている。(c)AFP/Stuart Williams