【2月8日 AFP】2008年米大統領選で共和党の副大統領候補だったサラ・ペイリン(Sarah Palin)前アラスカ(Alaska)州知事は7日、次期大統領選への出馬はやぶさかではないとの考えを示した。また、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領の再選は難しいと語った。

 ペイリン氏は、7日に放映された米テレビ局FOXニュース(Fox News)とのインタビューのなかで、2012年に行われる次期大統領選への出馬について「わが国や家族のために正しいと確信すれば考えないこともない」と述べた。また「米国をわたしが救えるかもしれないのに、その可能性を排除するのはおかしい」と語った。

 ペイリン氏は6日に行われたバラク・オバマ(Barack Obama)大統領の政策に反対する保守派市民連合「ティーパーティー(Tea Party)」初の全国大会にも参加し、オバマ大統領を批判する発言を行ったが、インタビューの中でもオバマ大統領が進める政策は全て落選への道につながるだけだと述べ、このままではオバマ大統領が再選される見通しはないと語った。

 その一方で、ペイリン氏は「たとえば、戦争というカードを切る、イランに宣戦布告する、イスラエル支援に全力を尽くすといった、わたしたちが当然だと思っている劇的な変化が(オバマ大統領の任期中の)3年間に起これば」再選のチャンスも高まるとの考えを示した。

 さらに「彼(オバマ大統領)が意を決して強硬政策をとり、米国や同盟国の安全を全力で守ろうとするならば、国民も(オバマ氏支持へと)少しは考えを変えるかもしれない」と話した。(c)AFP