【2月6日 AFP】(一部更新)前年12月25日に北朝鮮の人権侵害に抗議するためとして不法入国し拘束されていた韓国系米国人の人権活動家ロバート・パク(Robert Park)氏(28)が、同日中国の北京(Beijing)に到着した。

 在北京米国大使館の報道官は、パク氏が同日午前北京に到着したことを確認し、パク氏は同日中に米国に向けて帰国の途に就くことを明らかにした。

 北朝鮮当局は5日、中国国境から不法入国したとして拘束していたパク氏を解放すると発表していた。専門家は、北朝鮮がパク氏を解放した背景には、米国との直接対話につなげたいという北朝鮮の意向があると話している。米国はパク氏解放の知らせを歓迎する声明を出している。

 北朝鮮の国営朝鮮中央通信(Korean Central News AgencyKCNA)は5日、パク氏のインタビューとされるものを報じた。その中でパク氏は「西側の誤ったプロパガンダで共和国(北朝鮮)を誤解したために不法入国してしまった。拘束中は紳士的に扱われ、平壌(Pyongyang)の教会に毎日通って祈りを捧げることができ、完全な信仰の自由を享受した」と語った。(c)AFP/Francois Bougon