北朝鮮、食糧難で暴動多発か
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【2月3日 AFP】韓国の北朝鮮専門インターネット新聞「デーリーNK(Daily NK)」は2日、北朝鮮で、自由市場に対する当局の取り締まりを受けて、食糧不足に陥り自暴自棄になった人びとが、治安要員らを襲撃していると伝えた。
北朝鮮の現体制を強く批判するデーリーNKによると、北朝鮮では、昨年11月に実施された通貨ウォンのデノミネーション(通貨呼称単位の変更)の影響で、食糧や物資がますます人びとに届かなくなっているという。
北朝鮮・咸鏡北道(North Hamkyung Province)の情報源がデーリーNKに対し、「デノミで商人や住民が資産を失った。そのため、人びとは当局要員に対して復讐(ふくしゅう)行為に出ている。どのように行動したところで、結局は死んでしまうのだからと、自暴自棄になっているのだ」と語ったという。
1日にも、平安南道(South Pyongan Province)Pyongsungの市場を警備中の治安要員らが「多数の群衆」に襲撃されたという。
また、北朝鮮脱出住民(脱北者)グループによると、YanggangのHyesanでも、取り締まりを監視する治安要員と住民との間で衝突が起きた。脱北者の話によれば、衝突が激化するなか、住民の1人が治安要員から銃を奪って乱射し、治安要員1人が重体となったという。(c)AFP/Jun Kwanwoo