クリントン米国務長官、「オバマ政権2期満了待たず辞任したい」
このニュースをシェア
【1月28日 AFP】ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は27日、もし次期米大統領選挙でバラク・オバマ(Barack Obama)大統領が再選されても、オバマ政権の2期目が満了する前に自分は辞任し、その後は執筆活動をしたり、教職につきたいとの意向を表明した。
クリントン長官は大統領夫人から上院議員へと、20年間にわたってスポットライトを浴び、2008年米大統領選の民主党候補争いではオバマ現大統領と接戦を演じ、敗れた。
タビス・スマイリー(Tavis Smiley)氏が司会を務める米公共放送のトークショーに出演したクリントン長官は、米国のトップ外交官としての仕事は楽しいが、身体的にはきつい仕事だと感想を述べ、スマイリー氏に2期目満了(8年間)まで務めるつもりがあるかと聞かれると、「それはできない。これは24時間無休の仕事で、8年間全部続けることは非常に困難。どこかの時点で、誰かに引き継げたらと思う」と答えた。
また次期大統領選に出馬する意志についても、「ない」という従来の回答をくり返し、引退して私生活を充実させたいと述べた。「興味を持っていることはいろいろある。プライベートな生活に戻って本を読んだり、もの書きをしたり、教職に就いたりしたい。何百人も連れて動くような旅ではなく、個人的な旅行もしたい」。 さらに生涯を通じて女性の権利を強く訴えていきたいとも述べた。
メディアでは批判的に取り上げられることが多いクリントン氏だが、国務省担当の記者たちについては「かれらとの仕事を楽しんでいる。かれらは非常に独立している。われわれが日々対応している困難な問題を熟知している」と評した。
報道については「真剣には受け止めるが、個人的にはとらえない」ことをだいぶ以前に学んだという。ただし、米国初の女性大統領を目指して戦った選挙戦期間中の報道には、気持ちが揺れたことも認めた。「心の準備できていなかった点は、想像以上の批判があったこと。それも、わたし自身が自分には関係ないと思ったような、女性的態度という角度からの批判が多かった点だ」と振り返り、「あのときは驚いたが、この国でまだ改善しなければいけないことのひとつだ」と述べた。
クリントン長官のインタビューはオバマ大統領初の一般教書演説と同日に放映されたが、クリントン長官自身はアフガニスタンとイエメンへの対応を協議する英ロンドンでの国際会議に出席し、演説が行われた両院合同議会には同席していなかった。(c)AFP
クリントン長官は大統領夫人から上院議員へと、20年間にわたってスポットライトを浴び、2008年米大統領選の民主党候補争いではオバマ現大統領と接戦を演じ、敗れた。
タビス・スマイリー(Tavis Smiley)氏が司会を務める米公共放送のトークショーに出演したクリントン長官は、米国のトップ外交官としての仕事は楽しいが、身体的にはきつい仕事だと感想を述べ、スマイリー氏に2期目満了(8年間)まで務めるつもりがあるかと聞かれると、「それはできない。これは24時間無休の仕事で、8年間全部続けることは非常に困難。どこかの時点で、誰かに引き継げたらと思う」と答えた。
また次期大統領選に出馬する意志についても、「ない」という従来の回答をくり返し、引退して私生活を充実させたいと述べた。「興味を持っていることはいろいろある。プライベートな生活に戻って本を読んだり、もの書きをしたり、教職に就いたりしたい。何百人も連れて動くような旅ではなく、個人的な旅行もしたい」。 さらに生涯を通じて女性の権利を強く訴えていきたいとも述べた。
メディアでは批判的に取り上げられることが多いクリントン氏だが、国務省担当の記者たちについては「かれらとの仕事を楽しんでいる。かれらは非常に独立している。われわれが日々対応している困難な問題を熟知している」と評した。
報道については「真剣には受け止めるが、個人的にはとらえない」ことをだいぶ以前に学んだという。ただし、米国初の女性大統領を目指して戦った選挙戦期間中の報道には、気持ちが揺れたことも認めた。「心の準備できていなかった点は、想像以上の批判があったこと。それも、わたし自身が自分には関係ないと思ったような、女性的態度という角度からの批判が多かった点だ」と振り返り、「あのときは驚いたが、この国でまだ改善しなければいけないことのひとつだ」と述べた。
クリントン長官のインタビューはオバマ大統領初の一般教書演説と同日に放映されたが、クリントン長官自身はアフガニスタンとイエメンへの対応を協議する英ロンドンでの国際会議に出席し、演説が行われた両院合同議会には同席していなかった。(c)AFP