【1月20日 AFP】ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)さん(64)が、自宅前の湖を泳いで渡ってきた米国人男性を自宅に入れたことが自宅軟禁の条件に違反したとして有罪判決を受けたことに対する上告審が18日、同国の最高裁判所で行われた。

 ヤンゴン・インセイン(Insein)刑務所に設置された特別法廷は前年8月、スー・チーさんに禁固3年を言い渡したが、その後軍事政権が自宅軟禁18月に減刑した。弁護側は控訴したが、控訴審は前年10月、自宅軟禁18月の決定を支持したためスー・チーさん側が上告していた。

 18日の審理にスー・チーさんは出廷せず、報道陣の傍聴も禁止されたが、法廷に向かう英国などの外国大使館職員の姿が見られた。弁護側によると判決は1か月以内に出る可能性があるという。(c)AFP