【1月18日 AFP】小沢一郎(Ichiro Ozawa)民主党幹事長が政治資金問題の渦中にあるなか、読売(Yomiuri Shimbun)、朝日(Asahi Shimbun)2紙が18日発表した全国世論調査で、鳩山内閣の支持率が40%台前半に落ち込んだ。

 民主党の「闇将軍」との異名があるほど党内に影響力を持つ小沢氏だが、小沢氏は民主党幹事長を辞職すべきだと回答した人は読売の調査で70%、朝日で約67%に上った。

 読売調査での内閣支持率は前回調査から11ポイント下がり45%に、朝日では6ポイント下がり42%となった。

 各調査は、小沢氏の資金管理団体が土地購入に使った4億円について報告漏れがあったとして小沢氏の元側近や秘書らが、政治資金規正法違反で東京地検に逮捕された前週15日以降の週末にかけて、全国の有権者を対象に行われた。有効回答は読売が1146人、朝日が2182人。

 調査結果が発表された同日、第174通常国会が召集された。会期は150日間。自民党ら野党は、小沢氏の資金問題を中心に、鳩山首相の資金管理団体の偽装献金問題も含め、発足4か月の鳩山内閣を激しく攻撃する構えだ。(c)AFP