【1月1日 AFP】北朝鮮は1日、党機関誌などの新年共同社説を発表した。朝鮮中央通信(Korean Central News AgencyKCNA)が報じた。

 これによると、朝鮮半島とアジアに平和と安定をもたらすには、米国との敵対的な関係を終わらせることが必要だとしている。北朝鮮の核開発に各国が懸念を示していることについては、核兵器のない永続的な平和を朝鮮半島に構築することは北朝鮮の一貫した立場であるとした。

 一方で、貧困にあえぐ北朝鮮国民の生活水準を改善する必要があると特に強く主張し、そのために軽工業と農業を速やかに発展させる必要があるとした。韓国に対しては、対立と緊張をあおるのではなく、対話を通して南北関係を改善するよう呼びかけた。(c)AFP