【12月29日 AFP】北朝鮮の国営朝鮮中央通信(Korean Central News AgencyKCNA)は29日、不法入国した米国人1人を拘束していることを明らかにした。韓国系米国人の人権活動家、ロバート・パク(Robert Park)さんとみられる。

 KCNAは、「米国人1人が24日、中朝国境を不法に越えて入国し、身柄を拘束された。現在、関係当局の取調べを受けている」と報じた。

 これに先立って、パクさんが代表を務める北朝鮮の人権活動団体「自由と生命2009(Freedom and Life For All North Koreans 2009)」関係者は、パクさんが北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記にあて、政治犯の開放や人権状況の改善を訴える手紙を携え、凍結した中朝国境の豆満江(Tumen River)を単身、歩いて渡河したと話していた。(c)AFP