【12月26日 AFP】ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領は24日、年末のテレビインタビューで自らの趣味について珍しく語り、古典作品を愛読していることや、10代の息子が好きな米国ロックバンドの音楽を楽しんで聴いていることを明かした。

 メドベージェフ氏は複数の書籍をいっぺんに読み進めることが好きなようで、深夜まで続く公務にもかかわらず、ロシア19世紀の著名な歴史家バシリー・クリュチェフスキー(Vasily Klyuchevsky)の歴史書や、ソ連崩壊後のロシアで最も大胆な作家の1人とされる小説家ヴィクトル・ペレーヴィン(Viktor Pelevin)の新著『T』、ドイツの作家エーリッヒ・マリア・レマルクの小説で第1次世界大戦を題材にして映画化されアカデミー賞も受賞した『西部戦線異状なし(All Quiet on the Western Front)』などを読み進めているという。

 また、過去に英国のハードロック・バンド、ディープ・パープル(Deep Purple)などを好んで聴いていると述べていたメドベージェフ氏だが、「多くの若者同様に息子もオルタナティブロックが好きなのだが、わたしはよくわからない」と述べ、10代の息子と音楽の趣味を分かち合うのはなかなか難しい様子をみせた。とはいえ、米国の人気バンドの「リンキン・パーク(Linkin Park)などはときどき聴いている」のだそうだ。(c)AFP