【12月20日 AFP】レバノンのサード・ハリリ(Saad Hariri)首相は19日、2日間の日程でシリアを訪問し、首都ダマスカス(Damascus)でシリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領と3時間におよぶ会談を行った。

 シリアの国営シリア・アラブ通信(SANA)は、アサド大統領とハリリ首相は、両国が過去を克服し、2国関係を改善する方策について話し合ったと報じた。

 ハリリ首相がシリアを訪問したのは、2005年に父親のラフィク・ハリリ(Rafiq Hariri)元首相が暗殺されてから初めて。ハリリ首相とその支持者らは暗殺に関与したとしてシリアを非難していた。ハリリ首相の報道官はAFPに、今回の訪問は新しい両国関係を切り開くものだと語った。(c)AFP/Rita Daou