【11月29日 AFP】毎日新聞(Mainichi Shumbun)は29日、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記(67)が、4月に三男のジョンウン(Kim Jong-Un)氏を後継者指導の一環として地方視察へ同行させていたと報じた。北朝鮮当局の公式な内部文書に記録されていたという。

 毎日新聞が入手した同文書には、金総書記が4月26日、南東部の都市、元山(Wonsan)にある元山農業大学(Wonsan University of Agriculture)にジョンウン氏を伴って訪れたと記されているという。

 金総書記の父親である故・金日成(Kim Il-Sung)主席は生前、総書記を、軍隊、工場、農地などの地方視察に同行させていた。2人の指導力を示すためとされている。

 外部のアナリストによると、金総書記は2回結婚し、3人の息子がいる。ジョンウン氏は26歳だといわれている。(c)AFP