CNN記者、「オバマオ」Tシャツ掲げて拘束される 上海
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【11月17日 AFP】中国の上海(Shanghai)で16日、同国指導者の毛沢東(Mao Zedong)主席の有名なポーズにバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の顔を重ね合わせたデザインのTシャツ「オバマオ(Oba Mao)」を掲げて取材を行っていた米CNNテレビのエミリー・チャン(Emily Chang)記者が、治安要員に2時間にわたって拘束された。チャン記者が語った。
チャン記者はCNNのウェブサイト「CNN.com」のブログ上で、Tシャツが「米国大統領の機嫌を損ねかねない」との懸念から販売禁止になっていると聞いたため、Tシャツを探し出したと説明した。
「オバマオ」Tシャツは、赤軍(Red Army、人民解放軍)制服に身を包んだオバマ大統領が遠くを見つめている図柄がプリントされている。毛沢東主席がとったポーズとして有名なポーズだ。
また、Tシャツの表側には「為人民服務(人民に奉仕しよう)」と書かれており、裏側はローマ字で「Oba-Mao」とプリントされている。
チャン記者は、上海の市場を取材中にこのTシャツをカメラに向けて掲げていた。
チャン記者によれば「ちょうど、わたしが『これが今、みんなが話題にしているTシャツです』とカメラに向かって話したところで、たまたま治安要員2人が通りかかった」という。
「それで終わり。治安要員らはわたしに向かって突進してきてTシャツを取り上げようとした。でも、わたしはTシャツを渡さなかったわ。それでちょっとした怒鳴り合いになり、小競り合いになった。全部録画してあるわ」
「結局、寒い、迷路のような市場に2時間ほど拘束された。周囲に人だかりができて治安要員も増えてきて、最後に警察が現れた」
「記者証を見せろ、パスポートを見せろと言ってきた。でも、本当に欲しそうにしていたのはTシャツね。それで最後には釈放されたわ。やれやれ」
チャン記者はTシャツを決して渡さなかった。今では同僚や米ホワイトハウス(White House)関係の人々がTシャツを欲しいといって「わいろ」を渡そうとしているのだそうだ。(c)AFP
チャン記者はCNNのウェブサイト「CNN.com」のブログ上で、Tシャツが「米国大統領の機嫌を損ねかねない」との懸念から販売禁止になっていると聞いたため、Tシャツを探し出したと説明した。
「オバマオ」Tシャツは、赤軍(Red Army、人民解放軍)制服に身を包んだオバマ大統領が遠くを見つめている図柄がプリントされている。毛沢東主席がとったポーズとして有名なポーズだ。
また、Tシャツの表側には「為人民服務(人民に奉仕しよう)」と書かれており、裏側はローマ字で「Oba-Mao」とプリントされている。
チャン記者は、上海の市場を取材中にこのTシャツをカメラに向けて掲げていた。
チャン記者によれば「ちょうど、わたしが『これが今、みんなが話題にしているTシャツです』とカメラに向かって話したところで、たまたま治安要員2人が通りかかった」という。
「それで終わり。治安要員らはわたしに向かって突進してきてTシャツを取り上げようとした。でも、わたしはTシャツを渡さなかったわ。それでちょっとした怒鳴り合いになり、小競り合いになった。全部録画してあるわ」
「結局、寒い、迷路のような市場に2時間ほど拘束された。周囲に人だかりができて治安要員も増えてきて、最後に警察が現れた」
「記者証を見せろ、パスポートを見せろと言ってきた。でも、本当に欲しそうにしていたのはTシャツね。それで最後には釈放されたわ。やれやれ」
チャン記者はTシャツを決して渡さなかった。今では同僚や米ホワイトハウス(White House)関係の人々がTシャツを欲しいといって「わいろ」を渡そうとしているのだそうだ。(c)AFP